キャラ紹介【バル航空】

【パイロット　星空ななみ】

魔界でも希少な航空知識を持つななみは、バル本人から「バル航空」の専属アドバイザー兼チーフパーサーに指名された。

キャビンアテンダントの経験はないけど、接客業と大差ないはずだから、きっと大丈夫でしょ？

そんな甘い考えは、科学技術の概念すらない野蛮人たちと接するうちに、後悔へと変わっていく。

激増する業務量、手に負えない乗客、そしてVIP向けの「特別なサービス」。

華やかに見えて実は災難続きのフライト。想定外の試練の連続。

それでもななみは笑顔を絶やさず乗客と向き合う。今日も彼女は、大空で一番輝く星なのだから。

「皆様、こんにちは～バル航空をご利用いただきありがとうございます。ご要望がございましたら、ななみにお申し付けくださいませ～」

【機長　バル】

とある名無しのニヤニヤと笑う科学者の助けを借りて、バルは魔界初の飛行機の製作に成功した。

これはバルにとっては小さな一歩かもしれないが、魔界の航空業界にとっては大きな一歩となった。

時代を超越したこの発明を手に入れたバルは、このまたとないビジネスチャンスを逃すまいと、即座に「バル航空」を設立。

航空業界の発展は魔界に大きな変革をもたらし、数えきれないほどの利益をもたらすと、バルは確信していた。

しかし、時代を先取りしすぎたこの乗り物は、あまりにも斬新すぎるため、バル以外に操縦できる者はいないようだ。

そこでバルは自らユニフォームに身を包み、パイロットケースを引いて、皆を率いて大空へと飛び立つことにしたのだ。

バル航空、テイクオフ！

「ご搭乗の皆様、こちらは機長のバルです。忘れられない空の旅をお届けします～」